「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」
厚生労働省では、メンタルヘルスの不調により休業した労働者に対する職場復帰を促進するための事業場向けマニュアルとして、「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き(以下、「手引き」といいます)」を公表しています。
この手引きの中において、「心の健康問題で休業している労働者が円滑に職場復帰するためには、職場復帰プログラムの策定や関連規程の整備等により、休業から復職までの流れをあらかじめ明確にしておくことが必要」であるとされています。
職場復帰支援プログラムとは?
職場復帰支援プログラムとは、労働者の職場復帰支援についてあらかじめ定めた事業場全体のルールのことをいいます。
すなわち、休業している労働者の復職に際して、会社として適切な対応を図っていくためのルールのことで、具体的には、休職開始から復職に至る各段階ごとにおける関係者の役割や活動内容、健康情報を含めたプライバシーの保護等に関して定めたものと言えるでしょう。
職場復帰支援プログラムの例示
会社としての基本的なルールの一つですので、各事業場の実態に即して、衛生委員会等において調査・審議した上で作成していくべきものです。
なお、作成した職場復帰支援プログラムについては、必ず労働者へ周知しておきましょう。
※職場復帰支援プログラムを例示しますので、参考にしてみてください。
職場復帰支援プログラム※参考 32.98 KB