厚生労働省から、平成27年度「過労死等の労災補償状況」が公表されています。
「過労死等の労災補償状況」とは、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスなどが原因で発病した精神障害の状況について、労災請求件数や「業務上疾病」と認定し労災保険給付を決定した支給決定件数などを年1回、取りまとめた結果です。
ポイントとしては、次のとおりです。
平成27年度「過労死等の労災補償状況」のポイント
1.脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況
①請求件数は795件で、前年度との比較で32件増加しています。
②支給決定件数は251件(うち死亡96件)で、前年度との比較で26件減少しており、3年連続で減少しています。
②支給決定件数は251件(うち死亡96件)で、前年度との比較で26件減少しており、3年連続で減少しています。
2.精神障害に関する事案の労災補償状況
①請求件数は1,515件で、前年度との比較で59件増加しており、過去最多を更新しています。
②支給決定件数は472件(うち未遂を含む自殺の件数は93件)で、前年度との比較で25件減少しています。
③出来事別の支給決定件数は、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」が75件、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」が60件、「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」が45件という順になっています。
②支給決定件数は472件(うち未遂を含む自殺の件数は93件)で、前年度との比較で25件減少しています。
③出来事別の支給決定件数は、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」が75件、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」が60件、「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」が45件という順になっています。
●詳細は、厚生労働省HPを御参照ください。